「転職をしたいけれども、何から手を着けたらいいかわからない」「書類を作らないといけないけど、なかなかうまく作れない」なんて方、いらっしゃるんじゃないでしょうか? 転職活動をはじめる前に今回記事にした「キャリアの棚卸し」をすることでそんな問題が解決しますので、ぜひ最後までお読みになってください。
目次
キャリアの棚卸しの目的は「現状把握」
「転職を成功させたい!」 そのためには「キャリアの棚卸し」をする必要があります。この言葉は転職を調べれば調べるほど、良く目にする言葉なのですが、なぜ転職時にキャリアの棚卸しをすることが重要になってくるのでしょうか。
棚卸しとは店舗にある在庫数や状況を調べ、商品をしっかり見直し全体の現状を把握することを指しています。つまりキャリアの棚卸しをするということは、自分がこれまでやってきた仕事や、それによって身につけたスキルを総ざらいすることなのです。
こういった自分自身の棚卸しをすることでかなり正確なキャリア上の自己分析ができるため、「自分が持つ強み」や「得意分野」をはっきりさせることができます。
棚卸しはただの情報整理にあらず
棚卸しはただの情報分析ではありません。分析できた「得意」や「強み」をさらに発展させるによって、「自分は何にこだわりたいのか?」逆に「どんなことにこだわりがないのか?」などについてしっかりと把握できるという利点があるのです。
キャリアの棚卸しから、今の自分がどのような状態かということがはっきりすれば、これから自分のすべきこともイメージしやすくなります。転職をキャリアアップにつなげるためには、相手に自分を上手くアピールする必要があるので、キャリアの棚卸しによる適切な現状把握は非常に大事です。きちんとした転職準備をするための前段階になるのです。
では具体的には棚卸しをしたキャリアを、どのような形で転職時に役立てれば良いのでしょうか。
転職用に自分のアピールポイントを作る
キャリアアップを目指す転職のためには、最初にキャリアプランを作成します。このプランの重要ポイントは、「自分が最終的にどうなりたいのか」という目指すゴールをはっきりさせることです。
キャリアプランの作成によって、目指すゴールにたどりつくための道筋をたてることが可能になってきます。転職のために職務経歴書を作成していく時に、時系列でこれまでの配属先を並べるだけの書類を作成してしまう方は多いでしょう。
しかし転職でキャリアアップを実現するためには、これまでの自分の業績を上手くアピールすることが重要です。例えば建設業界への転職を希望する方に求められるのは、建設現場での作業で必要になってくる知識や能力、高所作業車や移動式クレーンを動かすことができる免許や、実際の経験を見られます。
もし免許も経験がない方は採用されることが難しいか、採用された後に作業で必要となる免許を取らなければならないケースも多いです。もし異業種から建設業への転職を希望するのであれば、希望する職場で必要となる免許を予め取得することが自分を強くアピールすることに繋がります。
キャリアの棚卸しとは自分で自分を知ること
オリンピック誘致によって、建設業界の求人は転職市場の中でもかなり増えてきています。このことは建設業界に興味がある方、転職を希望されている方にとっては、非常に有利に働くことでしょう。
キャリアの棚卸しによってこれまでの自分自身を客観的に知ることで、現在の自分に何ができて何ができないのかをはっきりできたことが、転職を成功させる鍵になります。そして今後自分がどうなりたいのかを考慮にいれながら、転職に必要な資格を取得するなどの対策を考えましょう。