面接の回数や面接担当者は、選考を受ける企業が違えば聞かれることも違います。ただある程度想定してポイントをおさえておけば、不可解な事前準備や面接当日の緊張も楽になると思うので、ここでそのポイントをお伝えしたいと思います。
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それぞれの段階を把握しておくことが面接通過の決め手
転職において面接が何回行われるかは、会社のスタイルや規模によって異なります。1回だけのところもあれば、数回にわたって面接が行われる場合もあるでしょう。回数が多いと、ほかの選考などにも影響がでることもありえます。
一次面接であれ、二次面接であれ、面接官によって聞かれることは違います。ある程度は一定だとしても、チェックされるポイントも変わってくるでしょう。それぞれの段階における面接の特徴を把握しておくことが、突破するための重要なポイントなのです。
面接場面ごとに話す内容を準備しておこう
面接が数回行われる場合、一般的に一次面接では人事担当者が面接官となります。この面接では基本的な人間的な部分を見られます。たとえばビジネスマナーがしっかりできるかどうかということや、転職理由、志望動機などが確認されます。
二次面接がある場合は、採用されたあとに配属現場になる予定のマネジャーなど、上司になる人が面接官となることが多いです。その面接ではこれまで培ってきた経験やスキルの具体的な内容が、主なチェックポイントとなります。
最終的な面接では、社長や役員などの経営陣が担当するケースがほとんどです。その場合には会社の風土や事業方針に合った人材なのかをチェックされることになります。基本的に経営陣であれ、人事担当者であれ、初めて会う人ですから、自分がどういう人間なのかしっかり見てもらうように準備をしましょう。
それぞれの面接に向かう際には、事前に誰が面接官を担当するのかを把握しておき、どのようなことが確認されるのかを想定しておくことが大切です。転職サイトやエージェントを使っていると、面接回数や内容などの情報も得ることができます。
一次面接のポイント 伝えたい内容をしっかり考えておくこと
人事担当者などが面接官の場合は、転職理由や志望動機といった基本的な事柄が聞かれます。多くの人は面接といえばこの一次面接を想定するでしょう。場合によっては配属予定部署の上司にあたる人も同席ということもしばしばあります。
一次面接を通過するためのポイントはビジネスマナーをしっかり身につけておくことや、転職理由や志望動機をしっかりと練っておくことです。志望動機について考える際には、具体的な体験を絡めるとよいでしょう。
面接官が気になるのは「なぜウチなのか」ということです。だからこそ「どこの会社にも同じことを言っていそうだな」と思われないような志望動機を考えることが大切です。ですからいままでの経験や体験に基づいて具体的な志望動機を組み立ておてば、それだけリアリティが増しますし、熱意も伝わりやすくなるということです。
二次面接のポイント 経験やスキルをアピールする
配属先の現場マネジャーなどによる二次面接が行われる場合には、前職での経験や現在持っているスキルについて、具体的な内容を確認されます。面接の際にはそれらの経験やスキルを転職先でどのように活かしていきたいかなど、自己アピールすることが重要なポイントとなるでしょう。
とりわけ専門的な経験やスキルの場合には、その内容を明確にすることが大切です。経験年数やプロジェクトの規模、任せられた業務範囲、どのような資格を持っているかといったことをアピールしましょう。そのほか即戦力として使える人材であることやコミュニケーション力が高いこと、人脈が豊富であることも魅力的なアピールポイントとなります。
最終面接のポイント 入社意欲を積極的にアピール
最終面接では多くの場合、社長や役員といった経営者クラスが面接官となり、この面接で問われているのは会社の風土や事業方針に合った人材かどうかということは、すでに説明の通りです。
最終面接はすでに現場レベルでの採用要件を満たしていると考えられるので、より本質的な人間性の部分が問われます。この段階で重要なポイントとなるのは、どれだけの熱意を持っているかということです。
入社後に描いているビジョンを提示することも、仕事に対する積極性をアピールすることにつながるでしょう。会社の社長やその会社の経歴などをしっかりと調べ、入社したらどのような仕事に取り組みたいのかを明確にしておくことが上手なアピールにつながります。
