職務経歴書の基本的な形式と注意点をクリアにしよう

建設業界の転職 職務経歴書の基本的な形式と注意点

履歴書も職務経歴書も基本となる書き方があります。それを踏まえたうえで、あなたをよりよくアピールする方法を考えると、採用担当者にも響く書類が作成できると思います。この記事で、職務経歴書の基本形を覚えましょう。

目次

職務経歴書に入れる内容は?基本的な流れを押さえる

建設業界の転職 職務経歴書に入れる内容 基本的な流れを押さえる

職務経歴書には決まった書式というものは特にありません。ただし、一般的な基本の書き方があるので、それに沿って作成しましょう。紙で提出する場合は、市販の職務経歴書用紙で大丈夫です(だいたい履歴書を売っている売り場にあります)。PCで作る人はOfficeのWordなどで作成します。

作り始めは1行目の中央に「職務経歴書」と入れましょう。その1〜2行下げた右端に作成日を、そのすぐ下の行には名前をフルネームで入れましょう。作成日は西暦から年月日を書くのが一般的です。「◯年◯月◯日現在」という書式です。

職務経歴書には「職務経歴」の他に「資格」と「自己PR」も入れます。それぞれ項目ごとに1行程度の空間を設けてまとめましょう。まずは「職務経歴」を記入していきますが、名前からさらに1〜2行下げたところから始めると、適度な空間ができて見やすくなります。

「職務経歴」とタイトルを左端に入れ、その下から1社ずつ直近の会社の経歴から順に記入します。例えば今年まで5年間A社に勤めていて、その前は10年間B社に努めていたのならA→Bの順になります。

記入する内容は在籍期間と企業名、配属部署と役職、雇用形態と年収などが一般的です。複数社の職歴があり場合は、会社ごとに記載しましょう。役職付きであれば役職名を入れ、まとめていた部下の人数なども入れるといいでしょう。

次にどのような業務を任されていたかも完結にまとめます。各会社で任されていたこと、同じ会社でも部署異動があった場合は、部署ごとに配属期間や業務内容を記入していきましょう。

すべての「職務経歴」の記載が終わったら、そのあとに「スキルと資格」を書きます。見出しを書いたら、有している資格やパソコンスキルなどアピールできるスキルを整理して書きましょう。その下に「自己PR」を入れて完成です。履歴書に「自己PR」の記入欄がある場合は、同じことを書かずに「志望動機」を記入しても構いません。

ネガティブな内容は基本的にタブー!でもこんな書き方もできる

建設業界の転職 職務経歴書でネガティブな内容は基本的にタブー
職務経歴書には、ネガティブな内容は入れないようにしましょう。業務上での失敗などは入れる必要はありません。例え不満に思っていたことがあっても感情的な内容もタブーです。自分がそこでどんな経験をして、どんなスキルを身につけたかをアピールをすることが、職務経歴書の目的です。

ただしネガティブな事象が起こっていて、その解決に尽力し企業の業績に導いたものなどはアピールにつながります。例えば、顧客との関係改善であったり、職場で起こっていた人間関係のトラブル解消などの経験だったり、業務フローの改善効率化など、目を見張る功績があればそれはポジティブなアピールになるでしょう。

作成が苦手ならテンプレートを利用してみよう

建設業界の転職 作成が苦手ならテンプレート
職務経歴書はPCで作成するなら、Wordなどの文書作成ソフトを使って作成するとお伝えしていますが、どのように作ったらいいか分からないという人は、ネットで検索をしてダウンロードできるテンプレートを活用してみましょうあらかじめベースができているので、指定の場所に入力するだけで簡単に作成ができます。

もしくは職務経歴書作成フォームなどを利用するのも便利です。作成フォームならテンプレートのようにダウンロードする手間もかかりません。サイトに用意されたフォームにそのまま自分の情報を入力するだけなので、PCで書類を作成することに慣れない人でも簡単です。テンプレートも作成フォームも簡単な登録で誰でも利用できます。ワードなど自分で作成するのが苦手な場合に活用してみましょう。

「職務経歴書」について、大事な基礎を書きました。基本的に自分の事実をプラスになるように伝えることが大切です。良く見せようとして、偽りを書くのは一番NGです! 自分を盛すぎたりしても面接でボロがでますから、誠心誠意に書きましょう。
建設業界の転職 職務経歴書の基本的な形式と注意点