いま着ている作業着が、格安でファン付き作業着に早変わり！

年々過酷になる夏の暑さのせいで、今年こそはファン付きの作業着を購入・検討した人が多かったと思います。もちろん夏に限らず、地下での作業や密度の高い場所で作業する方には、年中使えるものだと思います。でも「ちょっと値段が高いのじゃ！」と思っていた人はマストバイの、ミドリ安全株式会社からとてもコスパも利便性もいい、ベルト装着型ファンが6月に発売されているので、ご紹介します。

※この商品情報は2018年8月現在のものです。商品の詳細は製造販売元へお問い合わせください

従来の送風機付きの作業着と何が違うのか

ミドリ安全ってどんな会社

ミドリ安全株式会社は、1952年に災害防具のメーカーとして発足し、そののち1963年から作業服製造をスタートさせた、みなさんがご存知の大手メーカーです。そのミドリ安全から、軽量で安価な、後付け作業服用のファン「ファンベルテ」がこの6月にリリースされました。

従来型のファン付き作業着ですと、背中に設計された通気口などが必要なことから、ファンの付いていない作業着に装備するには困難でしたが、この「ファンベルテ」は、作業着のベルトに固定して上着内に送風することができる、手間もかからないスグレモノです。

専用設計された作業服が必要だった従来型の場合、ファンと作業服を購入すると2万円前後というのが相場だったので、夏の暑さを承知で我慢していた人も多いと思います。でも6月にリリースされた「ファンベルテ」はバッテリーなどがセットで1万円（税別）！

重量はファンで200g、バッテリーは別付けで250g、合わせて500g程度でベルトに提げても下に引っ張られたりしない軽さ。ベルトに引っ掛ける仕様なので、例えば重機に座ったりする際には身体の脇に移動させることができ、背もたれの邪魔になることもありません。

まだまだオススメできるポイントがいっぱい

ベルトに提げるクリップも現場仕事につかうものなので、高耐性で今シーズン使用したら終わりというものでなく、来シーズンもちゃんと使用できる設計です。またファンの送風口部分にはスペーサーが装備されているので、どんな姿勢で作業をしていても、作業着のなか全体に送風が行き渡るように設計されています。

さらに風量も4段階で調整が可能（それに応じで充電による稼働時間も変わります）で、充電に要する時間は4時間です。帰宅後ひと晩充電すれば、ちゃんと満杯になってくれます。

ちなみに丸一日作業中に使いたい方は、中風設定で7.5時間稼働してくれるので、オススメします。別売りのバッテリーも出てくれれば、もっと長く強く利用できるようになるので、期待したいですね。

この9月もまだまだ暑い日が続くと思われますので、まだ購入してない人や価格が合わなくていままで購入を渋っていた人は、自分の身体のためにも購入を検討してみてはどうでしょうか？　「ファンベルデ」の購入は、ほかの熱中症対策商品や作業服などを取り扱っている、ミドリ安全公式サイトからどうぞ。
※そのほか、楽天市場、アマゾンジャパン、Yahoo!ショッピングなどからも購入可能です

現場での熱中症には細心の注意を

ここ数年の猛暑で、各メディアでもよく取り上げられるようになった熱中症ですが、厚生労働省が昨年発表した「職場における熱中症死傷者数」と「2017年業種別熱中症死傷者数」によると2011年に一旦減少したもののその後は高止まりをしており、10年前と比べてほぼ2倍にまで増加しています。

業種別熱中症の死傷者数でトップは建設業、次いで製造業と運輸業、警備業と現場仕事に関わる業種が上位4つを占めています。建設業だけで全体死傷者数の25％を占め、上位4つの合計で全体の70％弱になるほど、熱中症の危険に遭う環境下にいるのだと再認識させられます。

職場における熱中症死傷者数

2008年	2009年	2010年	2011年	2012年	2013年	2014年	2015年	2016年	2017年
280人	150人	656人	422人	440人	530人	423人	464人	462人	544人

2017年業種別熱中症死傷者数

建設業	製造業	運輸業	警備業	商業	清掃・畜業	農業	林業	その他	合計
141	114	85	37	41	32	19	7	68	544

資料出典：厚生労働省

なにしろ熱中症は命の危険にさらされるとても重大なことですので、事業者はもちろん現場で働くひとりひとりが対策を考えて、気をつけて作業に従事してください。一番暑いさなかの7月、8月が要警戒期間ですが、ここ数年は5月から10月まで暑い季節が続きます。真夏前後のシーズンも注意しておくことにこしたことはありません。

熱中症を含む夏バテ対策は別の記事でもご紹介していますので、そちらも合わせてご覧ください。