現場作業は、昔から「キツい」「汚い」「キケン」の3Kと言われていました。もちろん危険な作業なのは、重機が進化して安全性が増しても仕事柄なかなか取れません(だからかっこいいんだと思うんだけど)。キツいのも体力勝負の部分が大きいので、なかなか難しいです。でも汚いってちょっと失礼じゃね?と思い、いろいろと見ていたら、機能性が高かったり、結構オシャレな作業服、作業靴多い!ということで、ざっとご紹介します。
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「作業着のアルマーニ」の異名を持つ、老舗中の老舗「寅壱」
岡山県倉敷市に本社がある「寅壱」。鳶装束で右に出るものはいない、説明不要な創業60年を迎える作業着メーカーです。その寅壱、ウェブサイトからしてオシャレ! モデルは元大工見習いでモデル・タレントのユージを起用し、カメラワークもファッション誌そのもの。目を引かれる作りになっています。
しかも「ユージのイチオシ」コーナーでは動画で本人が商品を説明するという凝りようで、他にも八名信夫、ベーシストのKENKENなどもウェブサイトに登場。年齢層や体型に関係なく幅広いプロモーション展開です。もはやファストファッションの上をいく雰囲気。
画像出展:寅壱「ユージの壱オシ」
現場作業度外視しても、タウンユースできそうな商品も結構あります。ライターのおすすめはトートバッグとカーゴパンツ。とくにカーゴパンツは紺、グレー、茶の3色展開、ノータックで野暮ったくなくシルエットもスッキリ!シャンブレーなので、夏場でもサラッと着られます。塗装汚れとかついていたり、ダメージドだったりしてもオシャレに着られると思います
画像出典:寅壱オンラインショップ
画像出典:寅壱オンラインショップ
上のトートもタウンユースできますね。現場作業に持っていくのにも便利な中仕切が2つ入っていて、工具や荷物が散乱することもないですし、畳んで丸めて入れれば着替えなどもラクラク入ります。タウンユースのときは水筒やらペットボトルなども立てて入れられます。外は丈夫なビニール素材で水濡れにも安心! 黒とイエローの2色展開です。リュックタイプもあったけど、もう売り切れた様子。欲しかったな……。
こちらも現場作業用品の老舗「おたふく手袋」
1926年創業の老舗、大阪府箕面市のプロダクターの「おたくふ手袋」です。手袋だけでなく、靴やコンプレッションウエアなども生産販売しています。スポーツ用品の巨大展示会「スポルテック」にもブースを出展するほど、コンプレッションウエアにも力を入れているようです。
手袋に関しては、いろいろな作業用手袋から使い捨てビニール手袋までラインナップが豊富で、さすが社名に手袋と付けるほどです。「オシャレ」をキーワードにしている今回は、手袋ではなく、靴とコンプレッションウエアを紹介したいと思います。
画像出典:おたふく手袋デジタルカタログ
WILD WOLVESという安全靴シリーズの「WW-302」。カラーリングが赤青白、白紺金のツータイプありますが、汚すのがもったいない出来。作業だけでなく、ジーンズやチノパンなどの普段着にも合わせられるので、普段履きにもオススメ。単品売りは量販店でも購入できます。
もうひとつは、「スポルテック」にも出展していたコンプレッションウエア。コンプレッションウエアとは、和訳したら圧縮肌着なのですが、筋肉の動きに併せて伸縮するので、身体機能をUPする効果があるものです。
有名どころでは、UNDER ARMOURなどのスポーツウエアメーカーなどが有名ですが、価格帯が高いんですよね(巨人ファンならUNDER ARMOURを買いそうですが…)。機能性があって価格帯が安い、制服系メーカーのもののほうが、汎用性が高いし現場仕事でも気楽に着られるのでオススメです。もちろんスポーツにも!
シリーズものとしてオールシーズン、冬の暖かい用、夏のドライ仕様など、こちらも現場仕事向けの仕様が揃っているので、ウェブサイトでチェックしてください。
画像出典:OTAFUKU GLOVE BODY TOUGHNESS
日本が誇るスニーカー「ONITSUKA TIGER」のアシックスからも
スニーカー、スポーツ用品で有名な「アシックス」ですが、作業靴……ではなくワーキングシューズも手がけています。靴メーカーですから、もともと信頼して購入できますけど、安全靴の安全性を測る規格であるJSAAのA種認定で、素材にも文句なしです。アシックスのラインナップからは2つ紹介したいと思います。タイプは違いますが、タウンユースにもまったく遜色ありません。
画像出展:ASICS ONLINE STORE
お値段は他社のものより張りますが、デザイン性は高いと思います。上で紹介したボディ黒とサイドカラー黒のコンビ(黄色は変わらず入るのでちょっとタイガースっぽい)が一番推しですが、クラシックレッド✕シルバーなどは、あまり他では見ないので、アシックスで購入する動機づけになるかもしれませんね。
画像出典:ASICS ONLINE STORE
こちらは厨房用なのですが滑り止めも効いていて、他の作業にも使えそうです。しかもスリッポン状態で脱ぎ履きが楽なのもいいですね。パンツの裾丈で隠れるので、スリッポンだと分からないという利点も。こちらも上の商品と同じように、スポーツシューズ用のゲルを搭載していて、疲れにくいものワークシューズとしては得点高し!
暑い夏でもオシャレに乗り切る「空調風神服®」のコラボ商品
このところ街なかの喫煙所とかで、現場仕事のみなさんと一緒になることがあるのですが、その中に背中にファンが付いているジャンパーやブルゾンを来ている人を見かけることがあります。「空調風神服®」というもので、服の中に空気を送り込み、汗を気化させて涼しく快適に過ごせるというスグレモノです。
その「空調風神服®」を、アメリカンワークカジュアルブランドの「Dickies」のブルゾンに搭載したコラボ商品がカッコいい! まずはデザイン設計が秀逸。空気をはらんでも不格好にならないように作られていて、バルキーな逆三角形になるようになっています。これ、動きやすさにも影響するので重要なポイントです。
次に表のデザインも、アメリカンブランドらしいライダースのようなデザイン。これ、作業着としてだけでなく夏のバイク乗りとかにも持ってこいなんじゃないでしょうか? カラー展開も、キャメル、シルバー、インディゴ、グラファイトの4色展開。ファンを積んでいるのでお値段がちょっと張りますが、長い夏の暑さを考えたらお安いものかもしれません。
画像出典:Amazon.co.jp