退職は円満に!

転職先の内定を獲得したら、まずするべきことは今勤めている会社を円満に退職することです。どうせ辞めるのだから、となおざりにしてしまうと今の職場の同僚に迷惑をかけてしまうだけでなく、最悪の場合退職日がなかなか決まらず転職先に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。円満に今の会社を退職するためにはいくつかのポイントがあります。まず挙げられるのは、どのように退職の意思を切り出すかです。法律上は退職の申し入れ後2週間で雇用関係が解消されることになっていますが、現実的なタイミングとしては退職の2カ月前がよいでしょう。ただしその時期が繁忙期にあたる場合には、少し早めに意思表示するのがおすすめです。取引先への挨拶や仕事の引継ぎのことを考えて、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。また、意思表示はまず直属の上司にすることが大切です。自分より前に他の社員達が知っていた、となっては上司の心情を損ねてしまい、退職に対する理解が得られなくなってしまうかもしれません。退職の理由については、たとえ現状に不満があったとしてもそれを理由にはしない方がよいでしょう。個人的な事情など、当たり障りのない表現にとどめておくのがベターです。また、転職先がどこなのかということについても明らかにする必要はありません。
  退職する際にしておくべき手続きとは

退職の手続きには会社に対して行うものと公的なものの2種類があります。まず会社に対して行う手続きとしては、雇用保険被保険者証や源泉徴収票、年金手帳を受け取ることが大切です。これらの中には公的な手続きの際に必要なものもありますので、しっかりと保管しておきましょう。また、会社に対して返却しなければならないものもあります。健康保険被保険者証のほか、社員証や会社が発行した身分証明書の類は会社に返さなければなりません。制服や作業着が貸与されていた場合にはクリーニングして返しましょう。そのほか会社の費用で購入した備品や書籍は会社の持ち物ですので返却する必要があります。業務上の資料や書類についても忘れずに返却するようにしましょう。公的な手続きには失業保険や健康保険などがあります。失業保険はすでに転職先が決まっている場合には申請することができません。もしも退職から次の職場への入社まである程度の期間が空くような場合には、その期間の健康保険や年金の手続きを自分で行う必要があります。手続きが必要かどうかが心配な人は、役所に行って相談しましょう。
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