面接の基本的な流れ

面接が始まるとまずは自己紹介を述べます。このときによくある質問としては今までの職歴や、これまでの経験での実績や成功体験が挙げられます。あまり最初からあれもこれもと述べたりせず、要点を手短にまとめるのがよいでしょう。 その次に志望動機や転職理由について尋ねられます。ここで気をつけるべきことは、転職理由として現職に対しての不満を述べないことです。今の職業が嫌だからやめるのではなく、より自分がステップアップするためであるという前向きな姿勢をアピールしましょう。 その後には、多くの場合、入社後どうしたいかといったことが尋ねられます。現在の経験やスキルを活かしてどのようなことにチャレンジしたいのかということや、将来どのようになりたいのかということです。また、どれだけ建設業界の仕事を理解しているかを見るために「建設業界の仕事をする上で必要な素質はどんなものだと思いますか?」といったような質問がされる場合もあります。 これらの質問が終わると、入社日や勤務地、勤務時間、希望給与などの諸条件の確認になります。ここで希望を述べる際のポイントは単なるわがままだと思われないよう、しっかりとした根拠を踏まえることです。 面接の最後には逆質問の機会が与えられます。この逆質問の時間は熱意をアピールするチャンスですので、質問することを通して上手に熱意や姿勢をアピールするよう心がけましょう。自分が採用された場合に、仕事に真摯に向き合う姿勢であることを示せる質問を面接官にぶつけてみることをおすすめします。具体的な例としては、「もし自分が採用された場合、最初はどのような仕事を担当させてもらえるのでしょうか?」といったものが挙げられます。この質問には面接官に仕事に対する強い関心を持っているとアピールできることと、面接官の印象に残りやすくなるということの2つのメリットがあります。(※2)
  基本のできている人が採用される!

建設業界に限らず、どのような業界であっても採用される人は社会人としての基本ができている人だといえます。たとえば姿勢が良く落ち着いた態度であることやハキハキとした会話ができること、身なりがきちんとしていることなどです。そのほか仕事に対して前向きであることや、あらかじめ会社の仕事を把握しているということも重要なポイントです。 面接の場ではそういった社会人としての基本的なマナーがしっかりできているかどうかが見られているということを忘れないようにしましょう。
  建設業界だからこそ聞かれる質問とは?

その一方、面接で聞かれる質問の中には、建設業界に特有のものもいくつかあります。たとえばオリンピックや復興に関する特需について意見を尋ねられることがあるかもしれません。面接に臨む前には自分の意見を伝えることができるよう、あらかじめ調べておいた方が安心です。また、建設業界の今後に関することや実際に施工された建築物に対する印象を尋ねられることもあります。もしも面接を受ける会社のホームページがある場合には、どのような事業理念を持っているのか、これまでにどのような施工実績があるのかといったことをチェックしておきましょう。企業研究や業界研究をあらかじめしっかりと行っておくことによって、どのような質問に対しても落ち着いて答えることができるようになります。(※1)
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