「生活110番」など日本最大級のライフサービスプラットフォームを展開するシェアリングテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市、以下 株式会社省略)が、3000件を超える衛生害虫駆除相談に関するデータをもとに利用実態を調査したところ、びっくりするような数字がはじき出されていたので、それとともに快適にひとり暮らしができるように対処法をお伝えします。
※この記事のデータは、PR TIMESにおいてシェアリングテクノロジー株式会社が発表した数字を基に記事制作を行いました
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衛生害虫とは、感染症媒介や血を吸ったり針で刺したりして、人間に害を与える昆虫やダニ類のこと。主に部屋の衛生状態が悪化して発生するノミ、シラミ、ハエ、ゴキブリ、ダニなどの虫類を指します。ハエとゴキブリはよく知られているので別として、ほかの害虫は以下のような症状を引き起こすことがあります。
シェアリングテクノロジーの調査は2015年5月から2018年4月、総数840件のデータを集計されて算出されました。衛生害虫駆除相談件数が一番多かったのは「建物全体(37.1%)」についてで、ついで多かったのは「寝室(33.9%)」ついてでした。
衛生害虫のなかでも家庭で問題になるダニは、6週間で150倍にも増えるといますので、100匹のダニが3ヶ月足らずで225万匹に増えてしまうのです。なので、家の中で発生したダニはあっというまに「建物全体」に広がっていくということです。
部屋単位よりも詳細な「発見場所別」で分析された数字もあります。トップは「ベッドやマットレス(47.7%)」、ついで「畳(17.2%)」となっており、上の数字と摺り合せても寝室(とくにベッドやマットレスがずば抜けて)が被害に合っていることがよく分かります。
素人考えで、畳より毛足の長い「カーペット」や、布や革張りで通気の悪い「ソファ」のほうが巣窟になりそうですが、シェアリングテクノロジー株式会社の調査結果ではカーペットは畳の半分の8.5%。ソファにいたっては畳10分の1以下の1.5%でした。
シェアリングテクノロジーが出しているデータのなかに、月別の相談件数があります。梅雨時ではなく、圧倒的に夏が始まる7月が群を抜いていました。そこから夏が終わる9月までがピークということになります。これを見ると分かる通り、衛生害虫どもは高温多湿を好みます。日本の夏が最盛期というわけです。
とくに近年は、夏の熱さと冬の寒さが鮮明になっていて、衛生害虫の最盛期の夏の高温多湿具合は全国的に厳しいものになっています。10万世帯あたりの相談件数トップ3は、沖縄県、大阪府、東京都と広範囲に渡っていることからも分かります。
繁殖なんぞしようものなら、彼女も部屋に上げられなくなります。彼女の来る前だけ掃除なんてしていたら駄目ですよ。日頃からできるだけ掃除するように心がけてください! とくに家庭環境の中で、下の3つが揃ったときに衛生害虫たちが繁殖しやすいので、注意が必要です。
これが揃うのが、上で説明した「発見場所別」トップのベッドや布団がある「寝室」ということになります。いくら風呂に入っていようがフケや垢がゼロになることはないですし、人が寝ている間以外でも一人暮らしで仕事中は家を閉め切っていると、ほぼ24時間この環境になるわけで、ここを起点にして部屋全体、建物全体に爆発的に繁殖していくわけです。
俗に言う虫刺され用の塗り薬は蚊に刺されたときにかゆみ止めとして塗るものですが、ノミ、ダニ、トコジラミなどに刺されているものには効果が薄いことがあります。赤みや腫れ、ひどいかゆみがあるときは、ダニやノミなどに咬まれたとき用の塗り薬やステロイド薬が必要な場合がありますので、薬剤師のいる薬局または皮膚科・アレルギー科などを受診したほうがよいです。
またかゆさの原因が分からなくて、ノミ・ダニなどを過剰に心配しすぎてストレスを受けているパターンもあります。無駄な心配をしなくてもいいように、部屋の衛生環境をできるだけ整えておくことも大切です。では、部屋の衛生環境を整えるとは、なにをすればよいのでしょうか?
ひとり暮らしの環境でも繁殖しやすいということであれば、それを防ぐにはどのようにしたら良いでしょうか。上の繁殖条件に照らし合わせて対策を考えてみましょう。
以上のような対策をできるだけ心がけることで、悪化を食い止められ改善できると思います。とくに加熱対策や、ベッドに害虫が上がってこられないようにする商品を用いるのが有用です。それでもまだ駄目な場合は殺虫剤で対処するのが良いですが、状態によって手が施せない場合もあります。
そんな爆発的に繁殖した場合は、駆除業者に依頼をして駆除してもらうのが一番です。これは保健所でも推奨していることで、自分で駆除できない人が保健所に相談すると対処法は教えてくれるものの、それで無理な場合は害虫駆除業者団体を紹介してくれるのです。
保健所が紹介してくれる業者なので安心ですが、電話して聞いて紹介を受けるぐらいなら、シェアリングテクノロジーが展開しているような、業者比較紹介サイトを利用するほうが手っ取り早いです。スマホでも利用できますし、もし万が一被害に遭ってしまったら、一度見てみるといいと思います。
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